三澤屋文俊堂

きっと何者にもなれない

劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzerを見たらアイドルマスターについて真摯になろうと思った話

平成ライダーを子供の頃に時々アギトと龍騎を見ていたのと、TLのニチアサクラスタが話すのを眺めるぐらいにしか履修していないオタクによるOver Quartzerの感想です

 

結論から申せば星5つの映画でしたね

ジオウについては本編をTLに流れるスクショを見る程度にしか触れていないので登場人物のキャラクター性であるとかの事前知識はほぼ無しで子供の付添で見に来たお父さんみたいなもんだったのですが、「ゲイツってのはかわいいな」とか「このウォズってのが狂言回しなんだな」とかスッと入って来ましたし、織田方で信長以外に名前のある唯一のキャラクターが牛三なのですが、これは信長公記を書いた太田牛一をもじったんでしょうね。余計なキャラクターを出すのは面倒なので忍者と伝記作家をまとめてしまおう、じゃあ太田牛一をもじって牛三だ。というのはクレバーに感じました

 

 

とはいえ実際問題このあたりの話は枝葉末節であり本質情報は「お前たちの平成って醜くないか?」と「瞬間瞬間をを必死に生きているんだ!」でしょう

長く続いたコンテンツのオタクをやっているとホントによくありますよねこういう話。私がここ10年近くメインで浸っているコンテンツであるアイドルマスターでもこんな話は『ごちゃまんとあります』

数例あげるとゼノグラシアであったり、2の発表であったり、15周年曲に参加出来ないDSであったり、声無しが過半数を占めるシンデレラガールズにおいて実装当初から声がついていたりなどなど凸凹だらけのコンテンツですし、そのたびに様々な批判が有りました。しかし、それでも平成ライダーと同様に『瞬間瞬間を必死に』進み続けたコンテンツです。

 

もちろん、今までクリエイター側に落ち度が無かったのか?といえば嘘ですし、頑張っている人間を批判するなというオタクが嫌いな論理を振りかざすつもりはありません。批判されなくてはならない所はしっかり批判しなくてはなりません。ただそれが、世の中が自分の思い通りに進まない事に対する不満の吐露であってはならないと考えています。私自身それを貫徹出来てはいないですが

 

私は常々「風に向かって立つライオン」でありたいと願っています。風に向かって立つライオンのように強く気高く群れず戦い続けるオタクでありたいと。瞬間瞬間を必死に生きて、シンデレラガールズ193人に声がつくまで真摯に、ひたむきに、前に進み続けたい。そんなことを思わせてくれる映画でした