LeafのゲームとWindows 10 - 三澤屋文俊堂

先日はじめて知ったことだが、初代To Heartの旧パッケージ版はインストーラが32bitなので現行のWindows 10(一応Win10にも32bit版は存在するが、ごく一部の企業向けのみなので全て64bit版であるという前提で話を進める)でもインストールが出来るのだ。
だが、少なくとも2000年6月以降に発売されたトールケースの新パッケージ版(Leafサポートではリニューアルパッケージ版)ではインストーラが16bitに変更されており、Win10でインストールすることは不可能になっている。
この新しく出た方が互換性の問題で性能が下がってる件に関して私の見解をここに記述したい。

まず私が持っているLeafソフトの一覧は以下の通りである

White Album初回版
こみっくパーティー通常版
猪名川でいこう‼
雫新パッケージ版
痕新パッケージ修正版
To Heart新パッケージ版

私が持っているソフトはホワルバ以外すべて95/98対応とジャケットに書いてあるが、ホワルバは98リリースの2ヶ月前に発売された商品で、現に私のホワルバは95のみ対応が明記されている。このことからホワルバが私の持つソフトの中で最も古いことは明らかだ。
また、痕についてはオマケシナリオの一部が削除されている修正版なのがゲーム内容から、東鳩についてはジャケット裏の本社所在地が大阪になっている事、同封のアンケートハガキの差し出し有効期限がH14年8月31日まで有効なので、恐らく2001年に出荷されたものだろう。
さてインストーラの問題だが、私の持つソフトはすべて16bitとなっている。またインストールディスク内のファイル名構成がどれも似通った形になっており、インストール中の画面もファイル名などを除き同一である。また、32bit版東鳩インストーラはインストール中あかりの画像が出ることを確認している。この事から、恐らくであるが97年から98年のホワルバの開発中に、今後出すソフトでインストーラを共通化させる事になり、その際に16bitでプログラムを組んだのであろう。
そして00年頃に雫、痕、東鳩を再販する際にその共通インストーラ対応で本体exeのバージョンが1.～から2.～に上げられたということなんだろうな。

今後の要検証要素

09年の痕リメイクの初版にオマケで付いてくる雫と痕の旧版のデータは64bit環境でインストール出来ることは確認しているので、03年のこみパDCE版、こみパリニューアルパッケージ版、東鳩 PSE版、東鳩XP対応版、ホワルバリニューアルパッケージ版は64bit環境でインストール出来るようになっているのか。
CDケースの旧パッケージ版雫と痕は64bitOSでインストール出来るのか。
新パッケージ版東鳩では説明書にオートランで起動しない時はSETUPを手動で起動せよ。とあるが、旧パッケージ版にはSETUP.exeが無いことを確認している。旧版の説明書での文言を確認したい。

オマケ(私の分かる範囲でのバージョン違い)

雫